日経225の下落はいつ?What’s the trigger of N225 falling?

先週末、日経平均はリーマン・ショック後の高値を更新し16,321円、ドル円は109.45をつけた。新聞やくだらない解説者はスコットランドがどうとか、アベノミクスがとかいまだに言っているものさえあるが実際は全体的なドル買いのせいだろう。

ドル円相場はすべては8/22のジャクソンホールですべての決着はついていたし、為替に対して日経平均のdelay感だけが気になっていたがエンピツの上昇で理由もわかった。

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為替は上がった。では、次は?

為替が上がれば自動車株とすぐに思ってしまうだろうが、それは早計だろう。現在は世界でのマーケットシェアが高い株が買われる地合に移っている。もしくは新円安銘柄であって、外国人観光客が利用するであろう銘柄だ。ヘッジファンドも去年からの組み入れ銘柄に違いが出始め、大雑把にいうとROE8%以上で、PBRが割高でないこと、そして世界でのマーケットシェアの3つが重視されている。(もちろん各ファンドによって細かい戦略は違うが、最近のトレンドはこれ)

 

外国人観光客銘柄はホテルとかが思いつきやすい銘柄だろう。私はまだ記憶にあるのだが2.3年前外国人旅行客が円高のせいで貧乏旅行せざるを得ない状況がテレビに映っていたこと。今回はこの逆で彼らは予算以上のランクのホテルに泊まることが出来ているだろう。

 

上がれば、下げる。焦点は「いつ?」

さて問題は株も為替もここまで上がるとどこまで上がるのかと、いつ下げに転じるのかということだろう。久しぶりに経験する水準、そして為替に関しては結構足早だったため、かなり難しい判断になってくる。値固めが起きているのか利食いが起きているのか。利食いはどこで下げ止まるかなどなど。。。こういう時は一つずつヒントを読み解かなくてはいけない。

 

まずIMM(CMEでの投機筋のポジションまとめ)では円ショートが減少。つまり円安に進みいったん利食いが動いているということ。利食いによりポジションが軽くなったということは再度円ショートを作れる可能性もある。

次に輸入企業が全然ドルを買えていなかったことも円安の支えとなるだろう。あきらか円安トレンドだったのにペースが速すぎて輸出企業の多くは指をくわえるだけで、ドル買いが出来ておらず、FOMC後に反転する時を待つつもりがさらに円安に加速したため高いところで買うはめになってしまった。金曜日に109円乗せたが仕掛けはヘッジファンドだが、ここから悲鳴をあげながら買ったのは一部輸入業者と聞いている。ということは押したところでは買えてない輸入も買いに動いてくる可能性はある。

 

最後の一つは投機筋というのはドSであるということ。マーケットの世界では誰かの損失は誰かの利益。誰かの悲鳴が利益となる。悲鳴を出すのは誰か?それは輸入業者であったり一般市民だろう。(日銀は悲鳴あげないから)では悲鳴は聞こえたか?それもまだまだ聞こえない(一部新聞では財界人の過度の円安は~などあるがあんなのは悲鳴じゃない)聞こえないなら聞こえるまで試したくなるのが投機家だろう。そして基本的なファンダメンタルからみてもドル買いのポジションでやけどをすることはないだろう。あくまでドル円に対してであって、豪ドルやユーロ、ペソは知りません。クロス円なのかドルストレートなのかでも変わってきますので。

 

日経平均の動き、果たして如何に?

ただ一つシナリオが変わるとすれば日経平均の動きだろう。日経平均は為替に合わせる形で徐々に上昇し年初来高値+大納会高値も奪取したのだが。最後の上昇は為替というよりも個別株の買いの方が大きかっただろう。先物の方が値が低かったのをみればどこかのファンドが買っているのは間違えなさそうだ。しかし短期系もロングで動いていたのは、内閣府が発表する月例報告で下方修正が発表されたのが原因と考える。

 

彼らの考え方は、内閣府月例報告下方修正→追加緩和→株高というロジックだろう。そして何が何でも消費税を上げたい政府は、いろいろな景気刺激策をしてくるだろうし、増税決定までは株は利食いの売りと闘いながら底堅く推移すると思われる。

増税決定が売り時と考えているのではないだろうか。WSJでも取り上げられているように増税は日本の経済にとって失敗だったという記事には、次回の増税は日本経済の成長を妨げるとも書かれているのが材料だ。

 

次回の増税が一つのターニングポイントに?

次回の増税の判断が一つのターニングポイントになるというのは明らかだろうが判断が難しい。今のところ増税決定で日本株ショートという判断だが、為替はそれについていくだろうか。。株がショートなら円高に行きたいが、日米金利差などファンダメンタル的にはロングになるからレンジ相場と見るのがいいのだろうか。増税が見送られた場合は株は支えになるが、為替が乱高下する可能性が見えてくる。本当は円安にしたいけど財政不信任の円安の動きがみられるかが過去の値動きから疑問になっているためだ。

ちなみに増税の判断は12月以降だろうが、それまでに何か違う材料で株価下落にならないように祈りたい。

 

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