世界の新通貨が誕生?!コラボ経済は日本に定着するのか
ソーシャルテクノロジーがもたらすコラボ経済(Collaborative Economy)の変革
海外では個人同士がマーケットプレイス上で、家や自動車など自らの資産をシェアする「コラボレーション」が進んでいる。コラボレーションで最も重要な要素は、ネットワーク上の個人に対する「評価」である。
「このひとは本当に信頼できるのか?」
The Collaborative Lab創立者であるレイチェル・ボッツマン氏はネットワーク上の信頼を「レピュテーション資本(Reputation Capital)」と呼んでいる。信頼は個人の「資本」になり、新世代のコラボ経済における「新しい通貨」になるであろうと唱えている。
本記事で紹介する講演では、海外で人気のコラボレーションサービスの紹介を交えつつ、レピュテーション資本革命がいまの資本主義に与えるインパクトについてわかりやすく解説しています。
レイチェル・ボッツマン「新しい経済の通貨:信頼」
さて、コラボレーションは日本に定着すると思いますか?
ボッツマン氏もコメントしていましたが、やはりプライバシーの問題を後回しにはできないと思います。実名制(原則)のfacebookは国内の月間アクティブユーザー数が2,100万人(2013年8月付け)を超えたと発表していましたが、「ネットは匿名」という根強いメンタリティもあり、プライバシーにセンシティブな日本ではオープンな環境で個人情報を「公開する」、「他人に評価される」ということに強い抵抗がまだまだあるのではないかとわたしは考えています。